Q1クレイは何でできているのでしょうか?
A1クレイは主に加温で柔らかくするためのワックス成分と切削感を出すための粉体成分からできています。当社では粘りや柔らかさ、切削感、安定度などを研究して、成分の種類や比率を調整しております。
Q2クレイはどこで買うことができますか?
A2弊社受注センターTel 03-6823-8961にお問い合わせください。なお弊社では国内では卸販売をしておりません。予めご了承ください。また海外にも販売しております。(一部地域は代理店経由となります。)
Q3初めてクレイを使いますが45°Cタイプと60°Cタイプのどちらを使えばよいでしょうか?
A3これはお客様の好みになってしまいます。当社では自動車メーカー、モデルスタジオ、学校(研究室)ともに、60°Cタイプのクレイ(NS60)をご使用いただいているがケース多いです。初めてでしたら、フィギュアなど細かな造形を行うには粘りのある45°Cタイプ、車のモデルなどある程度大きな造形を行うには切削性の良い60°Cタイプを使用してはいかがでしょうか?
Q4クレイを電子レンジで加温しても大丈夫でしょうか?
A4電子レンジは絶対に使用しないでください。まず電子レンジでは45°Cや60°Cと指定した温度に加温する事ができません。また、電子レンジは物質の中心から温まります。クレイは温まると若干ですが体積が膨張します。そのため、表面が硬い状態で内部が急激に温まると破裂する危険性があります。一見できそうですが、絶対に使用しないでください。
Q5クレイを早く温めたいので、多少高い温度で加温しても大丈夫でしょうか?
A5クレイオーブンでクレイを設定温度以上で加温を行うと、ワックス成分が溶け出し粉体成分と分離してしまい、クレイの性能を著しく損ないます。45°Cタイプ・60°Cタイプそれぞれの設定温度を必ず守って加温してください。
Q6同じ使用温度帯のクレイならば、数年前に購入したものと混ぜて使用しても大丈夫ですか?
A6当社のクレイは日々改良を重ねておりますので、同じ温度帯のクレイでも発売年度によって微妙に成分が異なります。末尾のアルファベットを参照してください。現在はNS60L NS45Eとなっています。成分の異なるクレイを混ぜて使用すると、盛り付け後に色むらがおきたり、ひび割れたり、剥がれたりすることがあります。おすすめできません。
Q7クレイを盛り付けるとき熱いのですが、どうすればよいですか?
A7低温やけどをおこすことが考えられます。ラテックス手袋や同様の素材の手袋を使用することをおすすめします。
Q8修正などでクレイを再び盛り付けるときに、何か注意点がありますか?
A8クレイを密着させることが大切です。そのためにクレイモデルの表面を粗して、気泡がクレイモデルに残らないように気をつけながら、しっかりと密着させてください。気泡が残るとひび割れの原因となります。可能ならドライヤー等でクレイモデルを温めてからの盛り付けをおすすめします。
Q9クレイの削りかすをまとめて、再びクレイオーブンに入れれば再使用できますか?
A9クレイは再利用できる製品ですが、一度使用したクレイを再利用する場合には、クレイシェーパー(NSD-120)という専用の機械でクレイを再度練り直し、脱気をしてからお使いください。
Q10クレイが完成したら、どのように着色すればよいのですか?
A10クレイモデルの擬装には専用のフィルム(クレイモデリングフィルム)を使用します。色検討や面の確認、ハイライトのチェックにも使用できます。クレイへの直接塗装はクレイの表面を溶剤が溶かしてしまうので、不向きです。
Q11使い残ったクレイはどのように保管すればよいですか?
A11一度加温したクレイは、なるべく使い切ることをおすすめします。クレイは空気・熱・光などにより経年劣化致します。もし保管する場合はラップなどに包んで高温多湿な場所を避けてください。
Q12クレイの削りかすを可燃ごみで捨てても問題ありませんか?
A12当社のクレイ(NSシリーズ)には硫黄が一切入っておりませので、焼却処分が可能です。(硫黄が入っているクレイを焼却することは危険ですので絶対にお止めください。)
焼却処分は可能ですが、可燃ごみとして捨ててよいのかは各自治体窓口で確認してください。